巻頭言
第2回日本整形外科学会基礎学術集会を開催するにあたって
榊田 喜三郎
1
1京都府立医科大学整形外科
pp.563-564
発行日 1987年5月25日
Published Date 1987/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907621
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日本整形外科学会では永年の懸案であった学術集会の春秋2回への分離が決定し,昨年8月末から9月初にかけて第1回基礎学術集会として金沢大学野村進教授の主催により発足をみました.津山東大名誉教授による基礎学術集会の分離についての基調講演に始まり,シンポジウム2題,パネル・ディスカッション11題,円卓討議10題,教育研修講演9題のほか一般演題215題で計348題の多数におよび,参加者も1200名余を数え,予想を凌ぐ充実した学会で盛会のうちに終了しました.ことに「関節破壊,その機序」と「特発性大腿骨頭壊死症の病因」のシンポジウムは現在整形外科領域で最も注目されているところで,限られた時間内では到底十分な討議をつくし得ないものでありました.基礎学術集会分離の経緯からできるだけ整形外科領域の非会員の方々にも参加していただくことと,基礎関連領域の研究会を集結する考えから同時開催が呼びかけられ,その結果,整形外科バイオメカニクスと整形外科インプラント研究会の2つが基礎学術集会の前後および会期内に組込まれて開催されました.
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