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巻頭言
第23回日本整形外科学会基礎学術集会の開催にあたって
Foreword
高倉 義典
1
Yoshinori Takakura
1
1奈良県立医科大学整形外科学
pp.748-749
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101335
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本年の10月23日(木)と24日(金)の両日,京都市の国立京都国際会館で第23回日本整形外科学会基礎学術集会を開催いたします.関係者の希望もあり,奈良での開催を考えましたが,この時期は秋の観光シーズンのうえに東大寺の正倉院展開催と重なり,宿泊施設の確保が困難なため,参加の先生方にご迷惑をお掛けするのではないかと考え,京都での開催に踏み切りました.日整会関連学会の京都開催は8年ぶりとなり,久しぶりに秋の京都を楽しんでいただきたく計画しました.
WHOが中心となり日本整形外科学会が推進する「運動器の十年」も早終末を迎えようとしていますが,骨・関節を中心とする運動器分野における基礎研究は,超高齢化社会を迎えてその重要性が益々高くなってきています.整形外科的生活習慣病である変形性関節症や骨粗鬆症に対する分子生物学的な病態の解明および治療法の開発,損傷したり老朽化した運動器組織の再生および新しく開発された人工材による補塡など,わが国の基礎研究は国際的にも高い評価を受けています.それらの最先端の研究成果を報告して情報交換を行い,それを糧に更なる新しい展開の基盤を確立する場がこの学術集会に課せられた責務と思っています.
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