Japanese
English
臨床経験
膝関節より発生した限局性結節性滑膜炎の症例
A Case Report of Localized Nodular Synovitis in the Knee Joint
堀田 恵司
1
,
久保 敬
1
,
長尾 彰
1
,
岸 和彦
1
,
佐藤 洋
1
Keiji Horita
1
1市立八幡浜総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Yawatahama Hospital
キーワード:
限局性結節性滑膜炎
,
localized nodular synovitis
,
膝関節
,
knee joint
Keyword:
限局性結節性滑膜炎
,
localized nodular synovitis
,
膝関節
,
knee joint
pp.669-671
発行日 1985年5月25日
Published Date 1985/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907202
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抄録:限局性結節性滑膜炎(L. N. S.)は,1941年Jaffe,Lichtensteinらの命名した色素性絨毛結節性滑膜炎(P. V. S.)の一型とされる.L. N. S.は手足の腱,腱鞘,滑膜には好発するが,膝関節より発生した本症の報告例は比較的少ない.田島らの報告によれば,欧米において116例,本邦において11例の合計127例である.今回我々はこの比較的稀な膝関節より発生したL. N. S.の症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告するものである.L. N. S.はP. V. S.の限局型とされるが,その臨床症状,X線所見,病理組織学的所見,治療法などにおいて著明な相違が認められる,以上の所見も含め考察を加えた.
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