Japanese
English
臨床経験
嚢胞状陰影を呈した膝蓋骨結核の1症例
Cystic Tuberculosis of the Patella: A Case Report
高桑 一彦
1
,
野口 哲夫
1
,
加藤 義治
1
,
海木 玄郷
1
,
高野 治雄
1
,
森田 多哉
1
,
玉置 哲也
1
Kazuhiko Takakuwa
1
1富山医科薬科大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Toyama Medical and Pharmaceutical Universily
キーワード:
嚢胞状骨結核
,
cystic tuberculosis
,
膝蓋骨
,
patella
Keyword:
嚢胞状骨結核
,
cystic tuberculosis
,
膝蓋骨
,
patella
pp.609-612
発行日 1984年5月25日
Published Date 1984/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906973
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骨関節結核のうち,扁平骨に発生する骨結核は稀であり,平野5)は,膝蓋骨に原発する骨結核は,0.1%と報告している.我々が渉猟し得た膝蓋骨結核の報告例は,我が国で6例にすぎず,そのうちの4例13,15〜17)は,定型的な骨結核の進展を示し,瘻孔が膝関節または皮膚に達している症例であった,今回,我々は,X線像で嚢胞状陰影を呈し,膝蓋骨内に限局し,瘻孔を形成しない型の骨結核を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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