追悼
Paul R. Harrington教授の死を悼む
大木 勲
1
Isao OHKI
1
1自治医科大学整形外科学教室
pp.487-489
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906546
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側彎症の手術法で世界中に知られたPaul Randall Harrington教授は1980年11月29日Texas州Houstonで心臓発作のため69歳の偉大な生涯を閉じた.
著者が彼の死を知らされたのは去年1月であったが,彼の後継者であるDr. Jesse H. Dicksonによれば,月日を追うごとに世界各国から彼の死を悼む手紙や訪問者が絶えないという.これは彼の偉大な業績のためばかりでなく,彼の人間性豊かな人格によるものと思われる.慎んで彼の死に対し哀悼の意を表する.Montrealで開催された第16回Scoliosis Research Society MeetingでのHarrington Lectureの前に出席者全員が起立し,彼の死に対し1分間の黙とうが捧げられた.
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