Japanese
English
臨床経験
経皮的穿孔術による孤立性骨嚢腫の治療
Therapy of Solitary Unicameral Bone Cyst with Percutaneous Trepanation
久保山 勝朗
1
,
紫藤 徹郎
2
,
原田 敦
2
,
横江 清司
3
Katsuro KUBOYAMA
1
1久保山整形外科医院
2浜松医療センター整形外科
3関東労災病院整形外科
1Kuboyama Orthopedic Hospital
キーワード:
孤立性骨嚢腫
,
solitary unicameral bone cyst
,
経皮的穿孔術
,
percutaneous trepanation
,
骨髄造影
,
intraosscous venogram
,
骨内圧
,
intraosseous pressure
Keyword:
孤立性骨嚢腫
,
solitary unicameral bone cyst
,
経皮的穿孔術
,
percutaneous trepanation
,
骨髄造影
,
intraosscous venogram
,
骨内圧
,
intraosseous pressure
pp.288-293
発行日 1981年3月25日
Published Date 1981/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906307
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はじめに
孤立性骨嚢腫についての記載は,今より一世紀さかのぼつたVirchowの時代よりなるが,その成因については,現在でもまだ確立されていない.治療法についても,現在一般に行われている掻爬骨移植術は,その大きな侵襲に加えて高い再発率を示しており,その対策に苦慮しているのが一般の現状である.
今回われわれは,Jaffe1)のいうactive stage 2例,latent stage2例の計4症例の上腕骨孤立性骨嚢腫に対し,needle biopsyの際に使用する外径2mmのtrephineを使用して骨皮質を穿孔する事により減圧し,また,正常骨髄への穿孔により血行再開をもくろむ事により骨新生をうながし,良好な成績を得たので報告する.
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