Japanese
English
誌上シンポジウム 骨軟部腫瘍における画像評価最前線
骨軟部腫瘍の画像診断におけるX線撮影とCTの意義
Radiography and CT Scan of Bone and Soft Tissue Tumors
中山 学
1
,
江原 茂
1
Manabu NAKAYAMA
1
,
Shigeru EHARA
1
1岩手医科大学医学部放射線医学講座
1Department of Radiology, Iwate Medical University School of Medicine
キーワード:
単純X線撮影
,
radiography
,
CT
,
骨腫瘍
,
bone tumors
,
軟部腫瘍
,
soft tissue tumors
Keyword:
単純X線撮影
,
radiography
,
CT
,
骨腫瘍
,
bone tumors
,
軟部腫瘍
,
soft tissue tumors
pp.215-221
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200141
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骨腫瘍の画像診断の基本は,依然として単純X線撮影であり,その重要性は低下していない.骨腫瘍においては,古典的解析法として,病変の辺縁,骨化ないし石灰化した基質,骨膜反応を解析する方法が存在する.それによって,病変の組織型や悪性度の推定が可能である.CTは単純X線撮影における重なりを解消し,脊椎のような複雑な形状の骨や肩甲骨・腸骨のような扁平骨を詳細に分析する手段となる.さらにCTはコントラスト分解能に優れているため,骨化や脂肪の情報は軟部腫瘍の鑑別診断に有用である.
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