Japanese
English
手術手技
上位胸椎椎体侵襲法とその適応
Anterior surgical approaches to the upperthoracic spine
大谷 清
1
,
樋口 正隆
1
,
渡辺 俊彦
1
,
中井 定明
1
,
藤村 祥一
1
,
満足 駿一
1
,
柴崎 啓一
1
Kiyoshi OTANI
1
1国立療養所村山病院整形外科
1Dept. of orthop. surg., National Murayama hospital
キーワード:
前方進入
,
anterior approach
,
上位胸椎
,
upper thoracic spine
,
胸骨縦割
,
sternumsplitting
,
胸膜外
,
extrapleural
Keyword:
前方進入
,
anterior approach
,
上位胸椎
,
upper thoracic spine
,
胸骨縦割
,
sternumsplitting
,
胸膜外
,
extrapleural
pp.681-687
発行日 1980年7月25日
Published Date 1980/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906166
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はじめに
上位胸椎はその解剖学的特徴から前方椎体侵襲の比較的困難な部位である.同部にも他の脊椎と同様に脊椎カリエスなどの椎体炎症,椎間板症,後縦靱帯骨化症,脊椎腫瘍などが発生するが,きわめて稀であるため上位胸椎に手術的侵襲を加える機会が少ないことは幸いである.しかしながら,これら少ない疾患のなかには,保存的治療に全く抵抗するものや,脊髄麻痺を合併し,しかも重度麻痺にまで発展するものもある.これらに対しては前方椎体侵襲による手術的治療法に治癒の期待を託すのみである.
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