Japanese
English
シンポジウム CTと整形外科
新画像技術CTの展望
New imaging modalities
舘野 之男
1
Yukio TATENO
1
1放射線医学総合研究所臨床研究部
1Natioal institute of radiological sciences
キーワード:
超高速X CT
,
ultrafast X CT
,
ポジトロンCT
,
positron CT
,
NMR映像法
,
NMR imaging
,
重イオン映像法
,
heavy ion radiography
,
インピーダンス映像法
,
impedance imaging
Keyword:
超高速X CT
,
ultrafast X CT
,
ポジトロンCT
,
positron CT
,
NMR映像法
,
NMR imaging
,
重イオン映像法
,
heavy ion radiography
,
インピーダンス映像法
,
impedance imaging
pp.390-396
発行日 1980年4月25日
Published Date 1980/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906110
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
「CT」という略語が医学界の流行語になつてから今年ではや六年,その間,CTにも様々な分化が生じて,XCTだ,RCTだ,UCTだ,ICTだ,NMRCTだとさらに未熟な略語が横行し,その上,RCTはECTと言つた方が良く,ECTはSCTとRCTに分類できる,などと議論される.
これらの話は,CT(COMPUTED・TOMOGRAPHY),つまり物体の断層像をコンピューターを用いて計算・再構成する技術が,X線のみならず,超音波その他,種々なエネルギー場に適用され,医学利用の可能性のあることが認識されるようになつたことに関係している.ちなみに,XCTはX線を,RCTはラジオアイソトープを,UCTは超音波を,ICTは低周波および高周波インピーダンスを,NMRCTは核磁気共鳴を,SCTは単一ガンマ線を出すアイソトープを,PCTはポジトロン放射アイソトープを,それぞれ用いたCTを意味する.なおもつと大きい分類としては,エネルギーを透過させてデータを得る各種CTを,TCT(TRANSMISSION CT)と総称するのに対比して,アイソトープCTは,ガンマ線が人体内部から放射(EMISSION)してくるのを利用するので,ECTと呼ばれる.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.