論述
岡山大型人工膝関節置換術—臨床成績と適応
山本 純己
1
,
児玉 俊夫
1
,
三宅 孝弘
1
Sumiki YAMAMOTO
1
1岡山大学医学部整形外科学教室
pp.430-437
発行日 1978年5月25日
Published Date 1978/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905714
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はじめに
1970年から1977年1月までの7年間に岡山大型人工膝関節置換術は102関節に行なわれた.そのうちわけは第1表のごとくで,疾患別にみると,関節リウマチがもつとも多く80関節で,ついで変形性関節症が20関節,その他の2関節は結核性関節炎である.
使用した人工膝関節は,岡山大A型にはじまり,現在用いているMark-II(第1図)までのすべてが含まれている.ここでは,特に手術手技も一定になつた岡山大型人工膝関節Mark-IIの手術症例につき検討してゆきたいと思う.
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