臨床経験
神経幹内に著明な炎症を認めた前骨間神経麻痺の手術経験
中川 研二
1
,
矢部 裕
1
Kenji NAKAGAWA
1
,
Yutaka YABE
1
1名古屋保健衛生大学医学部整形外科学教室
pp.78-80
発行日 1978年1月25日
Published Date 1978/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905654
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母指IP関節と示指DIP関節の屈曲障害を主微とする前骨間神経麻痺についての報告は少なくないが,その発生機序については,neuritis説,entrapment neuropathy説,myelitis説等の諸説があり,まだ定説はない,われわれは本症の1例の手術において,神経幹内に著明な炎症症状を認め,本症発生機序に関する重要な所見と考え,報告する.
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