論述
膝Charcot関節の初期病像と外科的療法の選択
廣畑 和志
1
Kazushi HIROHATA
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
pp.1082-1091
発行日 1976年12月25日
Published Date 1976/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905441
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はじめに
これまでの文献や成書にみられるCharcot関節の病像や治療法は,ほとんど末期に達したclassicalな症例に関するものである.そのために最近の整形外科医のこの病気の診断と治療に対する認識はCharcot(1868)の命名した頃とはやや異つているのではないかと案じられる.そこで,著者は最近の症例の中から特に本症の初期病変とその後の臨床経過を紹介し,早期診断の意義と人工関節を含む観血治療法の選択について述べたい.
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