臨床経験
乳児大腿の悪性血管外皮腫の1例
徳永 藏
1
,
谷村 晃
1
,
中島 輝之
1
,
高宮 紘士
2
,
溝手 博義
2
,
矢野 博道
2
,
日吉 保彦
3
,
原田 素彦
3
Osamu TOKUNAGA
1
1久留米大学医学部第2病理
2久留米大学医学部外科
3久留米大学医学部小児科
pp.730-732
発行日 1975年8月25日
Published Date 1975/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905230
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緒言
軟部悪性腫瘍はしばしば多彩な組織像を示すために,その診断には困難をともなうことが多い.私達は最近出生時すでに右大腿内側皮下に母指頭大の腫瘤を認め,急速に増大するため5カ月後に摘出を受けた悪性血管外皮腫を経験したので報告するとともに,同疾患と鑑別すべき軟部の平滑筋肉腫について病理組織学的な面から述べてみたい.
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