臨床経験
黄色靱帯骨化が原因と思われる対麻痺の3例
古谷 誠
1
,
蜂須賀 彬夫
1
,
荻野 幹夫
1
,
浅井 春雄
1
,
加藤 之康
1
,
内田 詔爾
2
,
山崎 典郎
2
,
曾我 恭一
2
Makoto FURUYA
1
1国立病院医療センター整形外科
2都立墨東病院整形外科
pp.535-542
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905202
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脊椎付属の諸靱帯には様々な形での骨化が起こり得る.これらの大部分は主に老化変性に関連して生ずるむしろ生理的な変化と考えられ,通常無症状であるが,稀には明らかに病的と見做し得る高度の骨化を来たして各種の障害を惹起することがある.
我々は最近,黄色靱帯の骨化により脊髄圧迫症状を呈したと思われる症例を経験し,その特徴的な病像と,他の靱帯骨化症との関連とを検討し,いささかの知見を得たので報告する.
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