臨床経験
血友病性関節症のレ線学的検討
檜山 建宇
1
,
井沢 淑郎
1
,
陣内 一保
1
,
佐藤 功
1
,
古橋 一正
1
,
長尾 大
2
Kenu HIYAMA
1
1神奈川県立こども医療センター整形外科
2神奈川県立こども医療センター血液科
pp.331-339
発行日 1974年4月25日
Published Date 1974/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904978
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はじめに
血友病性関節症について,欧米では比較的多くの研究発表がなされているが,本邦において,特に,整形外科領域での報告は少ない.
抗血友病製剤(注)の開発により,出血の管理は容易になつたにもかかわらず,反復する関節内出血による関節症の進行はさけ難いのが現状である.この関節内出血をどの程度反復すると,関節症がどの程度悪化するのか,また,変化は全く非可逆性なのかどうかなどについては未だ明らかになつていない.
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