視座
骨腫瘍命名の不思議
松野 誠夫
1
1北海道大学医学部整形外科学教室
pp.801-802
発行日 1973年10月25日
Published Date 1973/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904891
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骨腫瘍に関する研究は,その基礎的あるいは臨床的なものを問わず,わが国においてはこの十数年来極めて盛んになり数多くの立派な業績が発表されている.
これは第2次世界大戦により隔絶されていた欧米,特に米国の骨腫瘍に関する論文が終戦と同時に次々と紹介されたことが刺激になつたことにもよるが,日本整形外科学会に骨腫瘍委員会が設けられ,その活発な活動,特に骨腫瘍登録制の確立,毎年の骨腫瘍研究会における熱心な討論,あるいは文部省,厚生省の科学研究費による研究班の努力が骨腫瘍研究の進歩に大きな貢献をしてきたことは確かである.
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