骨腫瘍カラーシリーズ—Secondary Bone Tumors
49.Schwannoma (Invasive)/50.Glomus Tumor (lnvasive)
骨腫瘍委員会
pp.821-824
発行日 1971年10月25日
Published Date 1971/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904599
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例57:12歳女子.昭和44年11月に家の中で転び,以来手足が動かなくなつた.昭和45年2月近医に入院.頸椎牽引療法により上肢は動くようになり下肢の麻痺もかなり回復したが歩けるようにはならなかつた.昭和45年12月退院自宅で安静にしていた.昭和46年3月頸椎腫瘍の疑いで当科に入院する.頸部はびまん性に腫脹しX線検査で第5,6,7頸椎椎体椎弓は破壊消失し,食道気管は著しく前方に圧排されている.上肢は殆んど麻痺はなく,下肢は運動知覚共に麻痺しているが,膀胱直腸障害はない.試験切除材料の光顕および電顕所見よりSchwannomaと診断された.(東医歯大)
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.