論述
CP児の外反扁平足変形
高松 鶴吉
1
,
佐竹 孝之
1
,
柴田 玄彦
2
,
原 晃
2
Tsurukichi TAKAMATSU
1
1足立学園
2九州大学整形外科学教室
pp.919-925
発行日 1970年12月25日
Published Date 1970/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904484
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はじめに
脳性麻痺(以下CPと略す)児は単に神経筋系の問題ばかりでなく種々の困難を有しており,治療を行なううえに各種専門職によるチームアプローチが必要であるということは諸家の強調するところである.よりよいチームを確立することはCP児治療の前提であることは言をまたない.
CP児に対する手術的療法の可否も,多くの先人達の努力と,このチームによる治療という考えかたの中で種々変遷をしてきているが,現在では,よく吟味された適応,熟練した手術手技,適切な術後管理に加えて,術前,術後に正しい理学療法,作業療法が行なわれることによつて,手術的療法は十分にその成果をあげることができ,ときには非常に有効であると考えられている.
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