臨床経験
上腕部に発生したdesmoidの1例
関本 諦
1
,
今井 清勝
1
Akira SEKIMOTO
1
1横浜市立大学医学部整形外科学教室
pp.1050-1054
発行日 1967年10月25日
Published Date 1967/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904312
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desmoidは1832年,Macfarlaneが腹壁線維腫の2例を報告して以来,種々の定義づけがなされてきたが,近年,Stoutのいうfibromatosisの範疇に加えられる傾向にある.
本来,desmoidは主に腹壁筋,腱膜組織に発生するが,その頻度は稀であり,腹壁外に発生するもの,すなわち,extra-abdominal desmoidはさらに稀である.
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