臨床経験
肩関節内旋位拘縮の1症例—肩胛下筋短縮症(仮称)
梁 復興
1
Fu-xing LIANG
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
pp.821-824
発行日 1969年10月25日
Published Date 1969/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904143
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肩関節拘縮をきたす疾患はごく稀である.三角筋のintermediate partの線維化で肩関節の外転位拘縮をきたした症例の報告は内外文献をつうじ数例を数えるのみである.
最近われわれは肩関節内旋位拘縮をきたし,いまだ報告例をみないため,診断に困つた症例に遭遇した.手術の結果,肩胛下筋の線維化を認めたので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.