カンファレンス
骨腫瘍—これはなんでしよう〔13〕
鳥島 貞宜
,
骨腫瘍症例検討会
pp.815-819
発行日 1968年9月25日
Published Date 1968/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903977
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症例
A:今から約14年前,当時患者は12歳の女の子で,主訴は右膝関節の腫脹と疼痛でした.現病歴は昭和29年6月下旬に,学校でなわ飛びをしてから右膝関節内側に疼痛が生じました.その後,右膝関節内側に腫脹が現われ,この腫脹は軽くなつたり,強くなつたりしておりましたが,約1週間くらい前から強くなつてきて,昭和29年11月9日に入院しました.
全身所見では,臨床検査成績に特に異常なく,胸部レ線像でも腫瘍の転移はみとめられません.
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