臨床経験
Chloramphenicolによる再生不良性貧血
鈴木 勝巳
1
,
高橋 定雄
1
,
上原 宏一郎
2
,
土屋 恒篤
3
1関東労災病院整形外科
2関東労災病院内科
3横浜市立港湾病院整形外科
pp.415-419
発行日 1966年7月25日
Published Date 1966/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903779
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Chloramphenicol(CMと略す)は広範囲抗生物質で,耐性も生じ難いために,各種感染症,術前,術後等に広く使用されている.しかしその反面,CMによる副作用も当然起つてくる.特に再生不良性貧血の形で現われることは注意すべきことである.一度,再生不良性貧血になると,治療は困難で,死亡率も高い.私共はCMによると思われる再生不良性貧血の3例を経験したので報告する.
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