Japanese
English
症例報告
Epineural ganglionによる足根管症候群の1例
A Case of Tarsal Tunnel Syndrome caused by Epineural Ganglion
南 公人
1,2
,
秋末 敏宏
1
,
藤田 郁夫
1
,
松本 圭司
1
,
木崎 智彦
3
Takato Minami
1,2
1兵庫県立成人病センター整形外科
2現:新日鐵広畑病院整形外科
3兵庫県立成人病センター病理部
1Department of Orthopaedic Surgery, Hyogo Medical Center For Adults
キーワード:
intraneural ganglion
,
神経内ガングリオン
,
epineural ganglion
,
神経上膜ガングリオン
,
tarsal tunnel syndrome
,
足根管症候群
Keyword:
intraneural ganglion
,
神経内ガングリオン
,
epineural ganglion
,
神経上膜ガングリオン
,
tarsal tunnel syndrome
,
足根管症候群
pp.871-873
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903598
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:神経に発生したガングリオンによる足根管症候群の1例を報告し,その分類と手術法の違い,および術後の症状について考察した.本邦では神経に発生したガングリオンはすべて神経内ガングリオンとして報告されているが,海外ではintraneural ganglionとepineural ganglionの両者に分類して報告されている.手術法から考えると,intraneural ganglionは神経損傷の恐れがあるため吸引,切開,ドレナージが適応となり,epineural ganglionは切除術が適応となる.神経に発生したガングリオンは本邦においてもintraneural ganglionとepineural ganglionに区別して報告すべきであると思われる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.