境界領域/知っておきたい
Window period
田崎 哲典
1
,
大戸 斉
2
1岩手医科大学臨床検査医学
2福島県立医科大学輸血・移植免疫部
pp.1288-1290
発行日 2001年11月25日
Published Date 2001/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903410
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【輸血後肝炎発生頻度の変遷】
図1は輸血後肝炎の推移である.1960年代前半までは輸血を受けた患者の約半数が肝炎に罹患していたが,先達の努力により現在ではほとんどゼロになっている.しかしいまだに輸血後肝炎の報告がある.極めて高感度の検査法をすり抜ける場合,すなわちwindow periodにおける感染があるためである.
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