内科医が診る関節リウマチ State of Art
Window of opportunityとdrug-free remission
名和田 雅夫
1
,
齋藤 和義
,
田中 良哉
1産業医科大学 医学部第一内科
キーワード:
Methotrexate
,
関節リウマチ
,
多剤併用療法
,
寛解導入
,
時間因子
,
Etanercept
,
Infliximab
Keyword:
Etanercept
,
Infliximab
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Drug Therapy, Combination
,
Methotrexate
,
Remission Induction
,
Time Factors
pp.715-719
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009143432
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
関節リウマチ(RA)の治療は生物学的製剤の登場により、RAの治療目標を、(1)寛解導入・治癒、(2)関節破壊進行制御、(3)生命予後の改善、へと変化させた。RAの治療にはwindow of opportunityという概念があり、この時期における十分な治療は、関節破壊進行制御や寛解導入の可能性が非常に高くなると考えられている。一部のTNF阻害薬に限定されるが、寛解維持することによりTNF阻害薬の休薬、さらに、薬剤フリー寛解(drug-free remission)が可能となっている。
©Nankodo Co., Ltd., 2009