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シンポジウム 下肢長管骨骨折に対するminimally invasive surgery
下肢長管骨骨折に対するMIPO法の適応と注意点:大腿骨遠位部骨折における治療成績から
The Indication and Technical Points of MIPO on Lower Extremity Fractures : The Clinical Results of Distal Femoral Fracture Fixation
森川 圭造
1
,
花林 昭裕
2
,
佐藤 啓二
1
Keizo Morikawa
1
1愛知医科大学整形外科
2旭労災病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Aichi Medical University
キーワード:
distal femoral fractures
,
大腿骨遠位部骨折
,
minimally invasive surgery
,
最小侵襲手術
,
internal fixation
,
内固定
Keyword:
distal femoral fractures
,
大腿骨遠位部骨折
,
minimally invasive surgery
,
最小侵襲手術
,
internal fixation
,
内固定
pp.1115-1120
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903377
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要旨:MIPO(minimally invasive plate osteosynthesis)法は,小皮切から経皮的にプレートを挿入し固定する骨折手術法であり,骨折部に対して低侵襲な治療法である.大腿骨遠位部骨折は,隣接する膝関節の早期機能回復が重要であり,本治療法の適用が有用と考えられる.今回大腿骨遠位部骨折に対し,本治療法と従来法であるプレート固定法との治療成績の比較を行い,本治療法の有用性を明らかにするとともに,その適応と注意点について検討した.本治療法は,従来のプレート固定法と比較し,手術時間の短縮と出血量の軽減が得られた.また術後早期に膝関節機能が回復し,有用な治療法であった.このことから,早期離床,短期後療法が必要な高齢者例に対してもよい適応と考えられた.また術中の整復と整復不良に伴うmal-alignmentと骨折部の癒合不全によるimplant failureが本治療法に関する注意点であり,今後それらの対策が課題である.
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