Japanese
English
シンポジウム 難治性骨折の治療
治療に難渋する高齢者の大腿骨骨折に対する治療法
Operative Technique for Refractory Fractures of the Femur in Elderly Patients
蜂谷 將史
1
,
三原 久範
1
,
竹口 英文
1
,
山田 勝久
1
Masashi Hachiya
1
1横浜南共済病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Yokohama Minami Kyosai Hospital
キーワード:
internal fixation
,
内固定
,
elderly patients
,
高齢者
,
refractory fracture
,
難治性骨折
Keyword:
internal fixation
,
内固定
,
elderly patients
,
高齢者
,
refractory fracture
,
難治性骨折
pp.1061-1066
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100779
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要旨:高齢者の大腿骨骨折は重篤な併存症を有し,かつ骨の脆弱性が背景にあり,治療に難渋することも少なくない.また人工関節置換後のインプラント周囲の骨折では通常の内固定材の使用が不可能であり,早期離床が果たせないため,疾病の増悪,合併症などにより寝たきりになることも少なくない.そこで,早期離床を目的として,金属メッシュプレートと骨セメントを用いるセメント簀巻き法(蜂谷法)を考案し,1990年以後今日まで臨床応用してきた.今回は75歳以上の高齢者に本法を施行した10例について,その手術方法,適応を述べ,臨床成績について検討した.
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