Japanese
English
論述
全人工膝関節形成術における𦙾骨コンポーネントの骨切り面に対する被覆率―6機種間の比較
Tibial Component Coverage in Total Knee Arthroplasty (TKA) : The comparison among six prosthesis
井上 雅之
1
,
安田 和則
2
,
末永 義圓
3
,
木村 正一
4
,
石部 基実
1
Masayuki Inoue
1
1NTT東日本札幌病院整形外科
2北海道大学生体医工学講座
3北海道大学医療技術短期大学部作業療法学科
4哲仁会えにわ病院
1Department of Orthopaedic Surgery, NTT East Japan Sapporo Hospital
キーワード:
total knee arthroplasty
,
人工膝関節形成術
,
tibia coverage
,
𦙾骨被覆
,
tibial rotation
,
𦙾骨回旋
Keyword:
total knee arthroplasty
,
人工膝関節形成術
,
tibia coverage
,
𦙾骨被覆
,
tibial rotation
,
𦙾骨回旋
pp.753-756
発行日 2001年6月25日
Published Date 2001/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903303
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抄録:人工膝関節形成術(TKA)において,𦙾骨コンポーネントの被覆はその弛みの要因に大きく関与している.したがって,十分な被覆が要求されることは明白である.今回われわれは,正しい回旋位で設置された𦙾骨コンポーネントの被覆率を,市販されている6種類の機種間(DELTFIT,GENESISI,KINEMAX,NEXGEN,PROFIXおよびLFA)で比較した.日本人17屍体膝を用い,実際のTKAの手技と同じ骨切りとコンポーネントの設置を行って写真撮影をし,コンピュータ画像処理によって𦙾骨骨切り面に対するコンポーネントの被覆率を算出した.総被覆率に関してはLFAがKINEMAX,GENESISIよりも有意に高かった.最荷重である後内側部でもLFAはPROFIX以外のどの機種よりも有意に高かった.LFAのみがすべての領域で90%以上の被覆率を示した.
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