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特集 脊椎外科最近の進歩―主題とパネル演題を中心に(第29回日本脊椎外科学会より)
内視鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(MED法)の低侵襲性の評価―MED法とLove法の比較
Clinical Evaluation of Microendoscopic Discectomy for Lumbar Disc Herniation : Comparison of MED and Love
吉田 宗人
1
,
加藤 健
2
,
角谷 英樹
2
,
岩﨑 博
3
,
西 秀人
3
,
玉置 哲也
3
Munehito Yoshida
1
1和歌山県立医科大学リハビリテーション科
2角谷整形外科病院
3和歌山県立医科大学整形外科
1Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Wakayama Medical College
キーワード:
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
endoscopic surgery
,
内視鏡視下手術
,
discectomy
,
椎間板切除
Keyword:
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
endoscopic surgery
,
内視鏡視下手術
,
discectomy
,
椎間板切除
pp.497-502
発行日 2001年4月25日
Published Date 2001/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903262
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抄録:椎間板ヘルニアに対するMED法により得られる低侵襲手術の利点を評価するために,MED法とLove法で行った症例を前向き研究で比較した.1998年1月より1998年8月までLove法を,それ以後,1999年8月までMED法を同一術者が行った症例の中で各々20症例を対象として選択した.年齢,術前JOA scoreでは両群に有意差はなかったが,術後成績はMED群でより良好であった.術後評価では,MED群はLove群に比べて以下のことに差が認められた.すなわち,術後発熱,発熱持続日数,手術部位の疼痛,出血量は有意に低値であった(p<0.05).入院費用の面では手術準備品や個室の使用面で経費節減になった.麻酔覚醒後は特別な管理が不要であり,看護面においても患者の精神面においても利点が大きかった.以上より,MED法はより低侵襲であり,内視鏡視下手術の利点は大きいと考えられた.
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