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特集 脊椎外科最近の進歩―主題とパネル演題を中心に(第29回日本脊椎外科学会より)
Love法による腰椎椎間板ヘルニア摘出術後の再手術例
Revision Rate for Lumbar Discectomy through Partial Laminectomy
川原 央
1
,
田中 靖久
1
,
佐藤 哲朗
1
,
国分 正一
1
Chikashi Kawahara
1
1東北大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
posterior discectomy
,
Love's procedure
,
後方椎間板摘出術
,
Love法
,
revision surgery
,
再手術
Keyword:
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
posterior discectomy
,
Love's procedure
,
後方椎間板摘出術
,
Love法
,
revision surgery
,
再手術
pp.491-495
発行日 2001年4月25日
Published Date 2001/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903261
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抄録:腰椎椎間板ヘルニアに対する部分椎弓切除による後方椎間板摘出術(以下,Love法)の再手術率を求めるため,東北大学脊椎外科懇話会で,1988年から東北大学付属病院とその関連病院で行っている脊椎手術の登録から再手術例を拾い出し,その内容と経年的な再手術率を調査した.1988~1997年の10年間に初回Love手術は4,951件行われ,同期間の全脊椎手術14,834件の33.6%を占めた.再手術例は132例で,4,951件の2.7%を占めた.同椎間の再手術が83%で,その術式は初回と同じ部分椎弓切除の進入による後方椎間板切除術が83.2%と多くを占めた.各年経過時における再手術率はどの年も1%未満であった.術後各経過年ごとの延べ再手術率は,1年経過時が1.1%で経過年数ごとに増加し,9年経過時には6.2%であった.再手術の施設は,同施設で再手術が行われた例が104例(85.2%)と大多数であった.
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