Japanese
English
臨床経験
肩SLAP病変の鏡視下手術の成績
The Result and Procedure of Arthroscopic Treatment for SLAP Lesion of the Shoulder
長野 真久
1
,
小谷 博信
2
,
上尾 豊二
2
Masahisa Nagano
1
1岡本整形外科医院
2玉造厚生年金病院整形外科
1Okamoto Orthopaedic Hospital
キーワード:
SLAP lesion
,
SLAP病変
,
arthroscopy
,
関節鏡
,
FASTak
,
ファスタック
Keyword:
SLAP lesion
,
SLAP病変
,
arthroscopy
,
関節鏡
,
FASTak
,
ファスタック
pp.817-820
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903027
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抄録:近年,肩関節鏡の技術的進歩により,肩関節内の病変を直接観察し鏡視下に処置を加えることが可能になった.SLAP病変は外傷やスポーツ活動によって起こり,その診断と治療には肩関節鏡が不可欠である.
1998年度に玉造厚生年金病院で経験したSLAP病変は5肩であった.全員男性で,平均22歳,野球によるものが3肩,柔道によるものが1肩であった.Snyder分類1型のSLAP病変が2例,2型が2例,7型が1例であった.1型,7型に対して肩関節鏡視下デブリードマン,2型に対してはFASTakを用いて鏡視下縫合術を行った.JOA scoreは術前平均82点が術後3カ月には95点に改善した.SLAP病変に対する鏡視下手術は有効であった.
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