Japanese
English
特集 脊椎外科最近の進歩―長期予後からみた問題点を中心として―(第28回日本脊椎外科学会より)
頚部脊髄硬膜と後縦靱帯の神経支配―免疫組織化学二重染色による検討
An Immunohistochemical Study of Innervation of the Dura Mater and the Posterior Longitudinal Ligament of the Cervical Spine ; Double-labeling with CGRP and NPY
山田 仁
1
,
菊地 臣一
1
,
八木沼 洋行
2
,
杉浦 康夫
3
Hitoshi Yamada
1
1福島県立医科大学整形外科
2福島県立医科大学解剖第一
3名古屋大学医学部解剖第二
1Department of Orthopedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
calcitonin gene-related peptide
,
カルシトニン遺伝子関連ペプチド
,
neuropeptide Y
,
ニューロペプチドY
,
pain
,
痛み
Keyword:
calcitonin gene-related peptide
,
カルシトニン遺伝子関連ペプチド
,
neuropeptide Y
,
ニューロペプチドY
,
pain
,
痛み
pp.581-586
発行日 2000年4月25日
Published Date 2000/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902983
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抄録:頚椎組織に分布する知覚神経と交感神経については未だ不明な点が多く,特にその形態学的な相互関係については,ほとんど明らかにされていない.われわれは,免疫組織化学的に二重染色法を用い,知覚神経と交感神経を同定し,頚部脊髄硬膜と後縦靱帯の神経分布と相互関係を検討した.硬膜の知覚神経と交感神経は髄節性の分布を示していた.一方,後縦靱帯のそれは非髄節性であった.また,知覚神経と交感神経の伴走が認められた.これらの神経やその分布形態は,頚椎由来の様々な臨床症状に関与している可能性がある.
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