Japanese
English
特集 脊椎外科最近の進歩―長期予後からみた問題点を中心として―(第28回日本脊椎外科学会より)
経皮的レーザー椎間板除圧術(PLDD)のあと再治療を要した症例の検討
Management of Postoperative Complications after Percutaneous Laser Disc Decompression
鈴木 省三
1
,
宮内 晃
1
,
岩崎 幹季
1
,
山本 利美雄
1
,
米延 策雄
2
,
福田 和也
3
,
橋本 一彦
4
,
太田 信彦
5
,
満田 基温
6
Shozo Suzuki
1
1大阪労災病院整形外科
2大阪大学医学部整形外科
3大阪逓信病院整形外科
4日生病院整形外科
5住友病院整形外科
6豊中市民病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka Rosai Hospital
キーワード:
PLDD
,
腰椎レーザー椎間板除圧術
,
endplate damage
,
終板損傷
,
magnetic resonance imaging
,
核磁気共鳴撮影
,
computed tomography
,
コンピューター断層撮影
Keyword:
PLDD
,
腰椎レーザー椎間板除圧術
,
endplate damage
,
終板損傷
,
magnetic resonance imaging
,
核磁気共鳴撮影
,
computed tomography
,
コンピューター断層撮影
pp.537-543
発行日 2000年4月25日
Published Date 2000/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902977
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抄録:他施設で受けたPLDDの成績に不満足なため当科および関連施設を受診した22例を対象症例とした.全例Nd-YAGレーザーを使用したPLDDによるものであった.適応は妥当と考えられるが,効果不十分であったものは2例で,適応に問題があると考えられる症例が12例,神経根損傷を疑わせる症例が2例存在した.局所合併症としては,4例に化膿性椎間板炎を,14例に椎体終板損傷を認めた.椎体終板損傷はMRIではT1低輝度,T2高輝度を呈し,CTでは骨硬化像で中心部に骨欠損を伴う症例もあった.治療は,随核摘出術を8例に,PLIFを6例に,前方固定術を2例に,開窓術を3例に行った.椎間板炎の2例と神経根損傷の1例には保存的治療を選択した.
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