専門分野/この1年の進歩
日本リウマチ・関節外科学会―この1年の進歩
井上 明生
1,2
1久留米大学医学部整形外科
2第27回日本リウマチ・関節外科学会
pp.76-78
発行日 2000年1月25日
Published Date 2000/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902894
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1999(平成11)年9月30日(木),10月1日(金)の2日間,久留米石橋文化センターにおいて,第27回日本リウマチ・関節外科学会を開催した.本学会は1973(昭和48)年に慢性関節リウマチの外科的側面を討議しようと,第1回は日本医大・吉野槇一先生を世話人に,「リウマチ外科研究会」として同好会的な形式でスタートした.しかし,その後,参加人員が増え,1981(昭和56)年,第9回から対象疾患を慢性関節リウマチに限らず関節疾患全般に広げ,日本リウマチ・関節外科学会と名称を変更して再スタートした.今回の学会は,再スタートしてから19回目であった.
その間,毎回の学会長が問題意識をもって,自分のもっとも得意とすることをメインテーマに選んでシンポジウムを組んできたが,私は「変形性股関節症の関節温存手術の工夫」と,「人工膝関節術後の感染に対する対応」を取り上げた.
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