専門分野/この1年の進歩
日本リウマチ・関節外科学会―この1年の進歩
守屋 秀繁
1
1千葉大学整形外科
pp.791-793
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100732
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第30回日本リウマチ・関節外科学会は,2002年9月27~28日の両日,千葉市幕張メッセ国際会議場で開催された.今回の特徴は第29回日本臨床バイオメカニクス学会(会長:玉木 保 日本工業大学,守屋秀繁)とcombined形式(参加費は共通)で行われたことである.臨床バイオメカニクス学会は28~29日開催され,28日は両学会に共通するテーマである人工関節を中心に討論が行われた.シンポジウムは,「人工関節後の肺塞栓症」「軟骨再生」「人工骨頭置換術後の長期成績」の3題が行われ,パネルディスカッションとして,「ヒアルロン酸に関する基礎研究」「変形性膝関節症に対する運動療法」の2題が行われた.また,「THAにおける関節表面材料の選択」,「重度変形性膝関節症に対する治療法の選択」,「TKAに際してのけい骨上端の広範囲欠損の処置」について,ベテランの先生方によるdebateが行われた.28日には日本リウマチ・関節外科学会と日本臨床バイオメカニクス学会合同の全員懇親会が行われ,日頃面識の少ない工学部の先生方とディスカッションする機会が得られた.
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