Japanese
English
臨床経験
椎間孔に発生し第5腰椎に骨破壊を生じた神経鞘腫の1例
Intraforaminal Schwannoma Growing into the Fifth Lumbar Vertebra : A Case Report
野々村 諭香
1
,
坂口 康道
1
,
西本 博文
1
,
細江 英夫
1
,
清水 克時
1
Yuka Nonomura
1
1岐阜大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Gifu University School of Medicine
キーワード:
neurinoma
,
神経鞘腫
,
lumbar vertebra
,
腰椎
,
bone erosion
,
骨破壊
Keyword:
neurinoma
,
神経鞘腫
,
lumbar vertebra
,
腰椎
,
bone erosion
,
骨破壊
pp.89-91
発行日 1999年1月25日
Published Date 1999/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902623
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抄録:今回われわれは,椎間孔に発生し第5腰椎に骨破壊を生じた稀な神経鞘腫の1例を手術的に治療し,良好な結果を得たので報告する.症例は55歳,男性.主訴は腰痛,左下肢痛.左下腿外側に軽度の知覚低下,および左1趾の軽度の筋力低下が認められた.各種画像診断より左L5/S1椎間孔を中心として,いわゆる砂時計腫がL5椎体を破壊していることが描出された.手術は後方経路により侵入して,L5神経根を温存しつつ腫瘍を摘出した.病理診断は神経鞘腫であった.術後,神経脱落症状もなく良好に経過している.
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