ついである記・10
偉大なるイタリア
山室 隆夫
1,2
1京都大学
2国際整形災害外科学会
pp.176-177
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902103
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イタリアは言うまでもなく古い歴史と優れた芸術を誇る国である.したがって,古くよりイタリアへ行くことは洋の東西を問わず多くの人々の夢であった.私も1986年以来10年間に6回もイタリアを訪れたが,この国の文化や国民性は理解に苦しむことが多かった.それは一言で言えば,深い文化と軽薄な文化とが混在し,また,尊敬に値する人々と侮蔑の対象としかならないような人々とが共存する極端に複雑な社会であるからだろう.
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