ついである記・3
Professor von Rosen逝く
山室 隆夫
1,2
1京都大学
2国際整形災害外科学会
pp.838-839
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901949
- 有料閲覧
- 文献概要
スウェーデンのフォン・ローゼン先生は,1960年代に先天性股関節脱臼の新生児検診を世界に普及させた人として広く知られており,また,大変な親日家でもあったので日本人の知己も多い.そのフォン・ローゼン先生が今年(1996年)の1月20日にマルメー市において97歳の天寿を全うされた.さらに,その夫人も2週間後の2月3日に93歳で先生のあとを追うようにして逝かれた.非常に仲睦まじかった御夫妻らしい最後と言えよう.このコラムには場違いかも知れないが,今回は先生御夫妻の想い出などについて少し書かせていただいて,かつて先生と親交のあった多くの日本人と共に御夫妻の御冥福をお祈りしたい.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.