Japanese
English
論述
MRIにおける生体用金属のアーチファクト
Metallic Artifacts in Magnetic Resonace Imaging
阿部 栄二
1
,
奥山 幸一郎
1
,
石河 紀之
1
,
本郷 道生
1
,
佐藤 光三
1
,
佐志 隆士
2
,
石川 英次郎
3
Eiji Abe
1
1秋田大学医学部整形外科
2秋田大学医学部放射線科
3瑞穂医科工業開発部
1Department of Orthopaedic Surgery, Akita University School of Medicine
キーワード:
核磁気共鳴画像法
,
magnetic resonance imaging
,
生体材料
,
implant
,
アーチファクト
,
artifact
,
金属
,
metals
Keyword:
核磁気共鳴画像法
,
magnetic resonance imaging
,
生体材料
,
implant
,
アーチファクト
,
artifact
,
金属
,
metals
pp.1347-1353
発行日 1995年12月25日
Published Date 1995/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901782
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抄録:磁性体の含有率が異なる7種類の生体金属でMRIアーチファクトの大きさを比較した.その大きさは強磁性体(鉄,コバルト,ニッケル)の含有量の総和より.鉄とコバルトの含有量の和に最も良く相関した.また,強磁性体の含有量が微量(0.058%~2.5%)な4種類のチタン合金の間では,アーチファクトの大きさに差がなかった.
異なる合金で同一形状のpedicle screwを作製し,豚脊椎に刺入して撮像したMRIでは,アーチファクトの大きさはSUS316(ステンレス鋼)>MP-35N(コバルト合金)>Ti-6AI-4V(チタン合金)の順で,磁場強度では1.5テスラ>0.5テスラ,撮像条件ではT2*>T2>プロトン密度>T1の順であった.0.5テスラではチタン合金とコバルト合金のT1強調画像が,1.5テスラではチタン合金のT1強調画像のみがscrew刺入部での脊柱管内状況の把握が可能であった.
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