Japanese
English
臨床経験
血液透析患者に合併した第2頚椎歯突起骨折の1例
Fracture of Odontoid in Hemodialyzed Patient : A Case Report
小野沢 司
1,2
,
井上 謙一
1
,
小沢 一広
1
,
佐藤 寿一
1
,
三宅 康晴
1
,
安藤 政克
3
Tsukasa Onozawa
1,2
1旭川赤十字病院整形外科
2現:深川市立総合病院
3旭川赤十字病院整形外科病理部
1Department of Orthopedic Surgery, Asahikawa Red Cross Hospital
キーワード:
血液透析
,
hemodialysis
,
アミロイドーシス
,
amyloidosis
,
第2頚椎歯突起
,
odontoid
,
骨折
,
fracture
Keyword:
血液透析
,
hemodialysis
,
アミロイドーシス
,
amyloidosis
,
第2頚椎歯突起
,
odontoid
,
骨折
,
fracture
pp.1011-1014
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901710
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抄録:長期透析患者にみられた第2頚椎歯突起骨折の1例について報告する.症例は41歳,男性.両結核性腎症による慢性腎不全のため21年の血液透析歴あり.スキーで転倒し受傷.画像所見上,骨折部に骨透亮像がみられ,ハローベストによる保存的治療で骨癒合得られず,受傷後7カ月時にBrooks法による後方固定を行い,後方の骨癒合は得られた.手術時に経口的に歯突起骨折部および周囲組織の生検を行い,組織学的にアミロイドの沈着が証明された.本症例はアミロイド沈着による歯突起の脆弱化のために骨折を起こしたと考えられた.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.