Japanese
English
特別企画 頚部脊柱管拡大術―そのポイント
片開き式脊柱管拡大術―その現状と展望
Expansive Open-door Laminoplasty ; Its Present State of the Art and Future Prospects
平林 洌
1
Kiyoshi Hirabayashi
1
1慶應義塾看護短期大学
1President, Keio Junior College of Nursing
キーワード:
頚部脊柱管狭窄
,
cervical canal stenosis
,
後方除圧
,
posterior decompression
,
片開き式脊柱管拡大術
,
expansive open-door laminoplasty
Keyword:
頚部脊柱管狭窄
,
cervical canal stenosis
,
後方除圧
,
posterior decompression
,
片開き式脊柱管拡大術
,
expansive open-door laminoplasty
pp.543-548
発行日 1995年4月25日
Published Date 1995/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901621
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▶いとぐち
筆者の片開き式脊柱管拡大術は,1977年にそれまでen-blocに切除していた椎弓を切除する直前の時点で,すでに硬膜管に拍動が生じていることに気づいたことに始まった1,2).以後,筆者は現在までにほぼ300例の自験を重ね,そのつど,合併症4,5)を含めそれらの成績を発表してきたが3,6,15),この間,幸いに多くの人の賛同が得られ,多くの改良術式と共に,わが国はもとより国際的にも本術式が評価されつつあることは衆知の通りである7,8)(図1).
本稿では,最新の術式および現時点までの長期成績9~11,13)と本術式のもつ問題点を中心に述べる.
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