Japanese
English
臨床経験
第3CM関節脱臼骨折の1例
Fracture-dislocation of the Third Carpometacarpal Joint: A Case Report
森本 政司
1,2
,
田中 肇
1
,
中川 重範
1
,
舘 かおる
1
,
堀川 一浩
1
Masashi Morimoto
1,2
1松阪市民病院整形外科
2三重大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Matsuzaka Shimin Hospital
キーワード:
CM関節
,
carpometacarpal joint
,
背側脱臼骨折
,
dorsal fracture-dislocation
Keyword:
CM関節
,
carpometacarpal joint
,
背側脱臼骨折
,
dorsal fracture-dislocation
pp.1273-1276
発行日 1994年11月25日
Published Date 1994/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901504
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抄録:比較的稀であるとされる第3CM関節脱臼骨折を経験したので報告する.症例は47歳の男性である.昭和62年9月20日,自動車運転中,他の自動車と衝突し受傷した,受傷翌日に当科受診,第3CM関節の背側脱臼および有頭骨の剥離骨折の診断にて同日徒手整復術を施行した.整復は容易であったが,整復位保持困難で,翌日,経皮的綱線刺入術を施行した.術後3週で綱線を抜去し,術後4週まで副子固定を行った.術後6年4カ月の現在,疼痛,可動域制限なく経過良好である.
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