整形外科英語ア・ラ・カルト・3
BONE(ボーン)(その1)
木村 專太郎
1
Sentaro Kimura
1
1那珂川病院
pp.1034-1035
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900936
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前回は筋肉と腱の話を書いたので,今回は骨に関することを書く.
“bone”は“骨”のことであり,ラテン語では“os”,ギリシャ語では“osteon”という,骨の学術名には,ラテン語の“os”を用いる.たとえば踵骨は,“os calcis”であり,8つの手根骨の総称は‘os“の複数形”ossa“を用い,”ossa carpi“という.この”os“を用いた言葉は,骨の学術名以外は非常に少ない.例えば”骨化“に関する言葉,”ossify“や”ossification“,小さい骨の意味の”ossicle“位である.他方ギリシャ語の”osteo-“を,”osteosarcoma“などの疾患名や”osteophyte"等の病態の記述に使う場合が多い.
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