整形外科を育てた人達 第107回
Antonius Mathijsen(1803-1878)
天児 民和
1
1九州大学
pp.1031-1033
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900935
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整形外科の治療に不可欠のギプス包帯は,オランダの軍医Mathijsenが考案したものである.彼は1852年に「ギプス包帯の使用法」と題する論文を発表した.これはオランダ語で「Nieve wijze van het gypsverband bej beenbrencken. Eeme bijdraze tot militaire chirurgie」と題した論文のため,私には読めないので当惑したが,Edgar M. Bickが英訳して「A New Method for the Application of Plaster-of-Paris Bandage」として発表されていた.これを読み,他の資料を集めて,Antonius Mathijsenの伝記を書く決心をした.
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