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特集 主題・腰部脊柱管狭窄症/パネルI・脊椎転移性腫瘍の手術的治療/パネルII・脊椎脊髄MRI診断(第20回日本脊椎外科学会より)
一般演題
Scapulohumeral Reflex―その臨床的意義と検査手技の実際
Scapulohumeral Refex
清水 敬親
1
,
島田 晴彦
1
Takachika Shimizu
1
,
Haruhiko Shimada
1
1群馬大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Gunma University School of Medicine
キーワード:
伸張反射/肩甲上腕反射
,
stetch reflex/scalpulo humeral
,
頭蓋頸椎移行部
,
craniovertebral junction
,
上位運動ニューロン
,
upper motor neuron
,
神経症候学
,
neurology
,
脊髄症
,
myelopathy
Keyword:
伸張反射/肩甲上腕反射
,
stetch reflex/scalpulo humeral
,
頭蓋頸椎移行部
,
craniovertebral junction
,
上位運動ニューロン
,
upper motor neuron
,
神経症候学
,
neurology
,
脊髄症
,
myelopathy
pp.529-536
発行日 1992年4月25日
Published Date 1992/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900844
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抄録:従来の下顎反射と上腕二頭筋反射の反射中枢のギャップ(C1~C4脊髄節)を埋め得る有効な伸張反射としてScapulohumeral Reflex(SHR)を独自に定義し,その検査手技,反射中枢の局在,臨床的意義,名称の由来について報告した.頸椎頸髄疾患225例,非脊椎疾患90例,脳卒中17例の臨床的検討から,我々の定義したSHRの主動作筋は僧帽筋・肩甲挙筋・三角筋であると思われ,これら筋群の支配髄節および画像上の脊髄圧迫部位との相関・除圧術例の除圧高位と術後SHRの変化よりみて,SHRの反射中枢はC1後弓とC3-C4椎間板に挟まれた高位に存在すると推察された.四肢伸張反射亢進を呈する上位頸椎疾患においてSHR亢進は極めて高率に検出される他覚所見であり,同部における延髄脊髄障害をスクリーニングする最も有用な所見と考えられる.SHRは現在のところ上位運動ニューロン障害を反映する最も高位髄節に反射中枢をもつ四肢伸張反射と言えよう.
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