Japanese
English
特集 主題I:Spinal Dysraphism/主題II:Pedicular Screwing(第19回日本脊椎外科学会より)
一般演題
経皮的椎間板髄核の蒸散法
Percutaneus Intradiscal Laser Nucleotomy
米沢 卓実
1
,
小野村 敏信
2
,
小坂 理也
2
,
野々村 淳
2
,
田中 真一郎
2
,
宮地 芳樹
2
,
渡辺 秀男
1
,
阿部 裕輔
1
,
井街 宏
1
,
渥美 和彦
1
,
鎮西 恒雄
3
,
満渕 邦彦
3
,
藤正 巌
1
Takumi Yonezawa
1
1東京大学医学部医用電子研究施設
2大阪医科大学整形外科
3東京大学先端科学技術研究センター
1Institute for Medical Electronics, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
椎間板ヘルニア
,
disc hernia
,
Nd:YAGレーザー
,
YAG laser
,
蒸散
,
vaporization
,
経皮的髄核摘出術
,
percutaneus discectomy
Keyword:
椎間板ヘルニア
,
disc hernia
,
Nd:YAGレーザー
,
YAG laser
,
蒸散
,
vaporization
,
経皮的髄核摘出術
,
percutaneus discectomy
pp.553-560
発行日 1991年4月25日
Published Date 1991/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900341
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抄録:1986年来,レーザーによる椎間板髄核の蒸散能を利用し,キモパパインによるキモヌクレオライシスや土方らによる経皮的椎間板摘出術にかわり,より安全・容易・確実かつ短時間に椎間板ヘルニアの治療を行いうる方法を開発してきた.現在,動物による実験段階はほぼ終了し,臨床応用に向け準備中である.本文の構成は,①蒸散が可能であるか,②組織学的に,また減圧の点について有効であるか,③安全性の確立について,④さらに,本法の有効性を確立するために基礎実験に並行し開発,改良を加えたレーザー装置,オリジナルのダブルルーメン針,そして圧センサーを紹介し,⑤本法の手技を紹介する.⑥また,治療効果を確実とするために術前・術後のMRI値によるヒストグラム,CT値,術中の減圧効果を確認するための圧センサーについて述べる.最後に,髄核の吸光度を含め本法のアウトラインについて考察を加えた.
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