特集 不安定腰椎(第18回日本脊椎外科研究会より)
座長総括
「Ⅷ.前方固定術」
平林 洌
1
Kiyoshi Hirabayashi
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.365-366
発行日 1990年4月25日
Published Date 1990/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900068
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第1席(東海大有馬)は,術前に不安定性(前後屈側面像で辷り率の差と開大度の大なるもの)を示した分離辷り症12例を不安定性のない38例と比較,検討した結果,演者らの整復,固定術はむしろ辷りの整復度やミエロ像の改善などの点で不安定性の強い症例に好成績を得た.骨癒合率もほぼ100%であったことから,instrumentation過剰の現在,演者らの単なる整復,固定法の見直される可きことを強調した.
第2席(千葉大高橋)は論文別掲.
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