増大号特集 絶対! 整形外科外傷学
2章 整形外来
骨折保存治療の極意を伝える
高畑 智嗣
1
Satoshi TAKAHATA
1
1JAかみつが厚生連上都賀総合病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kamitsuga General Hospital
pp.567-574
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202974
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Point!
●保存療法の成績は,自分の経験の範囲内ではなく,成書を読んで確認したい.本稿ではその一部を紹介した.
●保存療法では骨折部が安定する外固定が必要.安定すると関節運動しても痛みが軽いので,筋力低下と関節拘縮を防止することになる.
●一般にシーネは弱すぎることが多いので,スプリント材を2枚重ねにするか2枚で患肢をはさんで強くすること.キャストは厚すぎることが多いので,素早く薄く巻いて速やかにモールディングする.
●本稿では保存療法に有用な外固定を解説し,一部は作成法を動画で示した.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年5月末まで)。
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