増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス
1章 診断
—覚えておくとよい—整形外科医も遭遇する膠原病内科疾患
川野 充弘
1
,
水島 伊知郎
1
Mitsuhiro KAWANO
1
,
Ichiro MIZUSHIMA
1
1金沢大学附属病院リウマチ・膠原病内科
1Department of Rheumatology, Graduate School of Medical Sciences, Kanazawa University
pp.505-510
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202629
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Point!
●リウマトイド因子やACPA陰性の多発性関節炎患者を診た場合,シェーグレン症候群やリウマチ性多発筋痛症,乾癬性関節炎を鑑別に挙げる.
●RS3PE症候群に特徴的な手足の圧痕性浮腫や,乾癬性関節炎に特徴的な爪病変・皮疹は診断のヒントになるので,見落とさないように診察する.
●稀ではあるが,全身性エリテマトーデスや皮膚筋炎は多発性関節炎が初発症状であることがあり,発熱などの全身所見を伴っている場合には,全身性結合組織病を疑う必要がある.
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