増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス
1章 診断
—覚えておくとよい—金属アレルギーのマネジメント
足立 剛也
1,2
Takeya ADACHI
1,2
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
2慶應義塾大学病院アレルギーセンター
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
2Keio Allergy Center
pp.499-504
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202628
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Point!
●強度に優れ,生体親和性のある金属材料は,人工関節や骨接合材として多く用いられている一方,金属製品は欠かせないものとして日常に存在するありふれたものであるため,誰しもが金属アレルギーを獲得する可能性がある.
●そのため,金属アレルギーの既往・疑い症状のある患者においては,丁寧な問診・視診と,適切な検査が必要となる.
●皮膚科・アレルギー科には,人工関節置換術前後にパッチテストを含む金属アレルギー精査をご依頼いただくケースが多い.金属アレルギーの病態・診断・現状・マネジメントをご紹介しておきたい.
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